お彼岸の結願-2 四天王寺「以和貴塾」と極楽浄土の庭

2009年9月28日月曜日
四天王寺本坊・五智光院を前に右にとると、「極楽浄土の庭」がある。今は廃塾となった「四天王寺 以和貴塾」(現:管理事務所)があり、塾生(小学生)た ちはこの庭の佇まいのなかで、土曜日の午後と日曜日午前中、賑やかに、活き活きと自由に楽しくすごした。男子は剣道、女子は茶道・華道、男女共通の作法・ 書道を学ぶ。ご本尊は「お地蔵様」。開講時には、剣道場にご本尊を安置し、塾訓を唱和、般若心経を読経、六波羅蜜を子供たちにわかりやすく解きほぐした 「わたしたちの誓い」を唱和、そして、参禅する。その後、男女わかれて剣道や茶道の授業に入る。この「極楽浄土の庭」に佇むと、当時の子供たちの活き活き とした姿や声が聞こえてくる。剣道・華道・作法・書道などを通して、人生にとって本当に大切なものは何か?ここにある。
以下、「極楽浄土の庭」の由来について看板より転記。
 この庭は、中国の僧侶である善導が「散善義」で説いた「二河白道」のたとえ話を基に?修、造園されています。
 二河白道のたとえ話は以下のとおりです。
  二河は「水の河」と「火の河」を指しています。水の河は人生の順境にあるときの貪(トン:むさぼること)であり、火の河は人生の逆境にあるときの嗔(ジ ン:怒り恨むこと)であります。この二河は生き地獄であり、二つの河にはさまれた「白道」を極楽浄土への道(仏法)とたとえているのです。
 二河という生き地獄の真ん中に、極楽浄土に至る道が細くのびていますが、我々凡欲な者ににはこの道が見えません。しかし、極楽浄土への??を願う者には見え、白道を進むと極楽浄土に達し、往生できるという教えなのです。
庭に入ると、人々は入り口で釈迦三尊にみたてられた庭石にむかえられます。
  ここで、人々は「さあ、極楽浄土を目指しなさい」という釈迦三尊の励ましの声を聞き前に進みます。前方には前方には、二つの滝(釈迦の滝、薬師の滝)から 流れ出た水がつくりだす池(瑠璃光の池)が広がり、それに向かって道(白道)が通っています。道の右側には貪(むさぼり)を象徴する「水の河」、左側は嗔 り(いかり)を象徴する「火の河」で、二つの河が地獄をあらわしています。道はさらにのびて、阿弥陀三尊にみたてた庭石がうかぶ池(極楽の池)に至りま す。
 人々は、阿弥陀三尊に招かれて極楽浄土に達し、季節の花が咲き乱れる庭園の美しさと相まって、極楽浄土へ往生したかのような感動を味わう事ができるでしょう。

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